接尾語って何?接尾語を覚えるメリットと覚えた方が良い接尾語を紹介!

英単語を勉強しているときに、”able”や”ful”など、特定の文字で終わる単語を見ることがありますよね。

この”able””ful”は「接尾語」と呼ばれ、単語に新たな意味やニュアンスを付与したり、単語の品詞を決定する役割を担っています。

つまり、接尾語を覚えておくと、単語の意味をある程度推測したり、品詞を判別できるようになるんですね。

今回は、接尾語を学ぶメリットや、覚えておくと良い接尾語をご紹介します!

「接尾語」は単語に意味やニュアンスを付与する!

大学入試や英検、TOEICに備えた英語学習などで、大変なのが大量の単語を覚えることではないでしょうか?

そんなときの助けになるのが「接尾語」です。

「接尾語」は、英単語の意味の基本となる「語根」の後ろにつき、語根に新たな意味やニュアンスを付与します。

例えば”available”という単語であれば”avail”(利用する)という語根に「できる」というニュアンスをもつ接尾語の”able”が付いて「利用出来る」という意味になりますね。

語根は”available”の”avail”のように単語である場合もあれば、単語ではない場合もあります。

接尾語のニュアンスを理解していると、知らない単語に遭遇したときでも、その意味をある程度推測できるというメリットがありますよ。

「接尾語」は品詞を決定する!

接尾語には、その単語の品詞を決めるという役割もあります。

例えば”fy”はその単語を動詞にする接尾語なので、TOEICなどの品詞識別問題で始めて見る単語が出てきたとしても”fy”が付いていたら、高確率で助詞だと判断できます。

意味や品詞に関わる「接尾語」を学ぶ事で、単語の暗記や品詞識別問題はもちろん、長文を読み進め得る上でも大いに役立ちますよ。

覚えておくと便利な「接尾語」!

接尾語の学習は効率的な英語力の向上に繋がりますが、いきなり全てを覚えるのは大変です。

まずは頻出の接尾語から覚えていきましょう。

able

接尾語“able”は「~できる」を意味します。

また、単語の品詞は形容詞になります。

・usable:使用出来る

・use(使用する)+able(~出来る)

【例文】

・All the usable date is listed here.(使用可能なデータはすべてここに掲載されています。)

al

接尾語”al”が名詞の後ろに付いた場合は主に形容詞に、動詞の後ろに付いた場合は名詞に変化します。

元々の単語の品詞を理解していれば、”al”が付いた単語の品詞も推測できます。

・emotional:感情的な

・emotion(感情)+al(名詞を形容詞に変える)

【例文】

・Don’t be so emotional.(そう感情的にならないで。)

 

・fictional:架空の

・fiction(作り話)+al(名詞を形容詞に変える)

【例文】

・It’s fictional story.(それは架空の話だ。)

fy

接尾語”fy”は「~化する」を意味し、品詞は助詞になります。

・beautify:美化する/美しくする

・beauty(美しさ)+fy(~化する)

【例文】

・The lodal government will use the moneyto beautify the city.(自治体はそのお金を街の美化に使います。)

・classify:分類する

・class(種類、分類)+fy(~化する)

【例文】

・This book is classified as fiction,but many of the events really happend.(この本はフィクションに分類されますが、書かれている出来事の多くは実際に起こったことです。)

ful

接尾語”ful”は「~で満ちた」を意味します。

“full”(満ちた)という単語も存在しますが、設備ごとして使われる場合はスペルが”ful”になる点が注意ポイントですね。

・careful:注意深い

・care(注意)+ ful(~で満ちた)

【例文】

・Be careful.(気をつけて)

・helpful:役立つ

・help(助け)+ful(~で満ちた)

【例文】

・Thank you for your helpful advice.(役立つアドバイスをありがとう。)

ate

“ate”はその単語を主に動詞にする接尾語です。

・motivate:意欲を起こさせる、動機を与える

・motive(動機)+ate(動詞にする)

【例文】

・Mr.White is good at motivaating his students.(ホワイト先生は、生徒の意欲を引き出すのが上手です。)

ive

接尾語”ive”は「~の性質を持つ」を意味し、品詞を主に形容詞にします。

・active:活動的な

・act(行動)+ive(~の性質を持つ)

【例文】

・Mt,fuji is an active volcano.(富士山や活火山だ。)

・innovative:革新的な

・innovate(革新する)+ive(~の性質を持つ)

【例文】

・Our goal is to develop innovative medical treatments.(私達の目標は革新的な治療法を開発する事だ。)

 

less

接尾語”less”は「~がない、~を欠いている」を意味します。

単語に対し、否定的なニュアンスを付与すると覚えておきましょう。

・cordless:コードのない

・cord(コード)+less(~がない)

【例文】

・The vacuum cleaner is cordless.(その掃除機はコードがない。)

・helpless:無力な

・help(助け)+less(~がない)

【例文】

・We are helpless.(私達は無力だ。)

ic

接尾語”ic”は「~的な」を意味し、品詞は形容詞になります。

「~的な」という意味を付与することで、他の単語を修飾する形容詞として使われます。

・symbolic:象徴的な

・Symbol(象徴)+ic(~的な)

【例文】

・His actions were symbolic of the times.(彼の行動は、その時代を象徴するものだった。)

・basic:基礎的な

・base(基礎)+ic(~的な)

【例文】

・The exam tested my basic knowledge.(試験では基礎的な知識が問われた。)

ment

”ment”はその単語を名刺にする接尾語です。

・agreement:合意

・agree(合意する)+ment(名刺にする)

【例文】

・We finally reached an agreement.(私達は最終的に合意に至った。)

まとめ

接尾語を覚えておくと、ボキャブラリーを効率的に増やす事ができます。

もちろん接尾語だけでは単語の意味を完全に把握することは出来ませんが、ある程度の意味やニュアンスであれば推測できます。

まず、接尾語は単語の品詞を決定することから、品詞識別問題にも役立ちます。

語彙力を効率よく向上させたい人は、是非接尾語を勉強してくださいね。

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