この記事はTOEIC600点をなんとか突破したい!と思っている方へ勉強方法のコツや事前準備に必要なことなどを記載しています。
これから勉強を開始しようと思っている人や、勉強するかどうか迷っている人にぜひ読んでもらいたいです。
少しでも参考になるヒントになれば幸いです。
目次
先ずは自分のレベルを知ろう
まったくTOEICを受けたことが無く、自分のレベルがわからないという人は次にご紹介する試験をまずは受けてみてください。
この試験はパソコンから自宅で受けることができて、手軽に自分の実力を判定することができます。
CASEC(キャセック)
この検定試験は素晴らしくおすすめです。
オススメポイント
・パソコンで申し込み、24時間自宅に居ながらパソコンで受験できる
・試験時間も40分~50分程度
・結果もすぐに見ることができる
(試験終了後に自分のスコアがすぐに表示されます)
・TOEICや英検のおよそのレベルを判定してくれる
この試験素晴らしくないですか?
時間にない私たちにとって、とても有難い存在です。
試験結果は紙でも後日送られてくるのですが、そこには具体的なレベルが記載されています。
この表を見れば、TOEICのレベルが一目瞭然でわかりますね。
まだTOEICを一度も受けたことが無い人は、ぜひこちらをまずは受験してみてください。
ちなみにこの試験の費用は3,600円で金額もお手頃です。
日本英語検定協会が基礎開発している試験であることも信頼できます。
次に目標期間を設定しましょう
CASECで自分のレベルを知ったところで、次に勉強期間を設定します。
レベルに応じて勉強期間は変わってきます。
目標の期間を定めずにただ勉強を始めるてしまうと、だらだらと時間が過ぎていってしまいます。
いつの試験で突破するかをあらかじめ設定しましょう。
現在のレベルとTOEIC600点突破までの勉強期間の目安
下のグラフは現在のレベルと必要となる勉強時間の配分を示したグラフです。
これを参考にして現在の自分のレベルと照らし合わせて、試験の日程を決めてください。
200点 | 300点 | 400点 | 500点 | 600点 | 700点 | 800点 | 900点 |
━ | 110h | 250h | 450h | 700h | 1000h | 1350h | 1750h |
この表の見方をご説明します。
目標の点数の下に書いてある時間から、現在の自分の得点を引いた時間が必要な勉強時間の目安です。
例を挙げると
400点の人が600点を目指す場合は
700-250=450h
つまり450時間必要ということになります。
TOEIC試験日程
TOEIC試験は年に10回、全国の都市で実施されています。
今後のTOEIC試験の日程のリンクを下記に掲載していますので、これを見てどの日程の試験を目指すかを決めて
TOEIC600点に向けて勉強のスケジュールを立ててください。
公式ツイッターでも申し込みの受付開始などを教えてくれるので
申し込み忘れを防止するためにフォローしておくのもよいかもしれません。
TOEIC試験の中味を知ろう
過去に受けたことがある人はこの章は読み飛ばしてください。
ここではTOEIC試験の出題形式等の概要をお伝えします。
試験の構成
・リスニング100問 45分
・リーディング100問 75分
すべてマークシートに記入します。
ちなみにリスニングは問題も英語で聞かれますし、リーディングは英語で問題が書かれています。
試験の詳しい内訳
リスニング
流れてくる英語を聞き取り回答する問題です。
パート1 | ■写真描写問題 6問 1枚の写真が提示されるので、その写真について述べているものを選択します。 このパートはそれほど難しくないです。 |
パート2 | ■応用問題 25問 ここでは、問題は書かれておらず、回答の選択肢から正しいものを選びます。 1つの文章が読まれるので、それを表している回答を選びます。 |
パート3 | ■会話問題 39問 ここでは2~3人の会話が一度だけ流されます。その内容を基に正しい回答を選択します。 |
パート4 | ■説明文問題 30問 ここではやや長めの英文が一度だけ流れます。 設問も英語で聞かれるので、英文の内容にあった正しいものを選択します。 |
リーディング
問題に書かれた英文を読み取り、回答する問題です。
パート5 | ■短文穴埋め問題 30問 短めの文章に穴が開いていて、そこにどの単語を埋めるかを選びます。 |
パート6 | ■長文穴埋め問題 16問 長文の中に複数の穴が開いているので、そこにそれぞれ適した単語を選びます。 |
パート7 | ■長文理解問題 54問 長文をまず読み、その後複数の設問に答えます。 このパートのポイントは、先に設問を読んでから文章を読むことをお勧めします。 設問の内容の答えを見つけながら文章を読むイメージです。 |
サンプル問題
TOEICの公式サイトにはサンプル問題が掲載されているので、一度試してみてください。
こちらはパソコンで回答できます。
TOEIC600点突破に必要な力とは?
ここでは、TOEIC600点を突破するために必要な力を項目別に記載しています。
単語力
必要な力:5000語程度
分かりやすいように目安を記載します。
高校入試レベルが約2500語と言われています。
5000語は高校卒業時までに習う英単語の数に匹敵します。
つまり大学入試レベルの英単語ができれば問題ないでしょう。
しかしながら、大学入試の頃の私たちと社会人になってからの私たちでは格段に語彙力は下がっていると思います。
この単語知ってたんだけど今は覚えていない・・・
という単語が非常に多いのも実情ですね。
したがって、TOEIC600点を目指すのであれば再度単語を勉強しなおす必要があります。
ただし、一度覚えたことがある単語なので一から覚えるよりは楽に習得できると思います。
文法力
必要な文法力:高校卒業程度
文法に関しても高校卒業までに習ったことを一通り再復習する必要があります。
英文読解力
単語と文法の勉強を一通り行ったら、後は長文を読むことになれるトレーニングをします。
万が一わからない単語が出てきたとしても、長文を読むトレーニングをしておけば
ある程度推測で何が書いてあるかがわかるようになります。
リスニング力
リスニングはひたすら慣れるしかありません。
そもそも単語を知らなければリスニングをいくらやっても上達が非常に遅いので、やはりまずは単語を勉強することが重要です。
ただし、耳をならすために平行して行うのもおすすめです。
何をどのように勉強すればよいのか?
スキマ時間の活用
スキマ時間を活用するのはとても重要なことです。
受験生の勉強術の話でもよく聞く話ですが
電車の移動中などにテキストを開いて勉強している人は点数が上がりやすいそうです。
電車の中が集中できるという理由もありますが
机の上だけでの勉強でなはく、場所を変えてメリハリをつけて学習することで効率が上がるのだと私は考えています。
したがって、TOEICを勉強する場合も多いにスキマ時間を活用して頂きたいです。
会社勤めをしている場合には通勤時間を有効に使ってください。
専業主婦の場合は、家事をしながらの「ながら学習」をしてください。
移動中やナガラ勉強にオススメの学習
ズバリ、リスニングの学習が最適です。
リスニング用のスマホアプリをダウンロードして活用しましょう。
朝の通勤電車はとても混雑している場合がほとんどですので、テキストを開くスペースも無い場合が多いです。
主婦も家事では手や体を動かしているので、スマホを聞きながらできるリスニングが適しています。
逆に言えば、リスニングはスキマ時間のみでOKです。
ちなみに、寝る前に布団の中で聞きながら学習するのもおすすめです。
まとまった時間にする勉強
まとまった時間、つまり机の上での勉強のことです。
リスニング以外の下記の3つの勉強法です。
・単語(語彙】
・文法
・読解
私がおすすめするのは、下記の順番での学習方法です。
①高校までの英文法を一通り学習する
②TOEIC頻出の英単語、イディオムを覚える
③TOEIC対策の演習問題を解く
テキストはそれぞれ1冊で良いです。
一冊を繰り返し学習します。
あれこれいろんなテキストに手を出すより、一つのテキストをやりこなすのが受験でもなんでも学習の鉄則です。
勉強をスピードアップさせるコツは、正解した問題は二度と解かないことです。
分かっている問題を再び解いても時間の無駄だからです。
やり方としては、間違えた問題もしくはあやふやだが正解してしまった問題にチェックをします。
二巡目以降はチェックした問題のみ解きます。
正解したら、×をつけるなどをして分かりやすくしておきます。
そして、ゲームのようにわからない問題を攻略していきます。
これが最も効率的な勉強法だと私は思っています。
もしリスニングにつまずいたら?
前の章で、TOEICのリスニングにおすすめの勉強法に関して、アプリを使って移動中や家事などの
「ながら学習」を紹介しました。
しかしながら、それでもなかなか上達しにくいと感じた場合には
別の方法としてオンライン英会話をお勧めします。
オンライン英会話は普通の英会話スクールに比べて費用も安価で、しかもマンツーマンで授業を行ってくれます。
スカイプ等を使って行うのが通常です。
この場合はアプリのリスニングと違って画面の向こうの相手がしゃべっているので
集中して聞き取ろうとするし、実際に会話をしている方がなぜか聞き取れますよね?
私にははっきりとした理由がわかりませんが、体感としては会話の相手が直接話している英語の方が、
アプリや映画などより圧倒的に聞き取りやすいです。
もしヒアリングにつまずいて悩んでいる場合は、オンライン英会話も候補に入れても良いかもしれませんん。
試験当日の時間配分にもコツがある!
TOEIC受験者の中で良く言われるのが、「時間が足りなかった」です。
したがって、早く回答する訓練も行った方が良いです。
リスニングはこちらでペースを作ることは難しいですが、問題はリーディングです。
上述したように当日の試験内容は下記です。
・リーディング100問 75分
したがって、単純計算で一問あたりの解く時間は45秒です。
もちろん問題は後半に向けて徐々に難しくなっていくので一概にこの時間で解くことではないですが
目安をわかったうえで自分なりに時間配分を工夫してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事ではTOEIC600点を突破するための勉強法やコツに関して
おさえておくポイントを私なりの見解で書いてみました。
少しでも皆様の英語学習の参考になれば幸いです。