日本には様々なことわざがあります。
ことわざは、日本だけではなく英語圏にも多く存在しているということを知っていますか?
今回は、ビジネスでも活用できる英語のことわざについてご紹介しましょう。
英会話の中で使うこともできるため、知っておくと会話の幅が広がるはずです。
目次
- Two wrongs don’t make a right.
- Practice makes perfect.
- The pen is mightier than the sword.
- A bad workman always blames his tools.
- The end justifies the means.
- When you are in Rome, do as the Romans do.
- A rolling stone gathers no moss.
- If you chase two rabbits, you will not catch either.
- There’s no use crying over spilt milk.
- When one door shuts, another opens.
- Time is money.
Two wrongs don’t make a right.
上手く訳せないという方も多いかもしれません。
そのような場合は、「2つの悪いことは正しいことを作り出さない」、「悪いことを重ねたとしても、それは良いことにならない」といった意味だと考えれば分かりやすいのではないでしょうか?
つまり、やられたからと言ってやり返したり、復讐してやりたいと思うことは間違った考えだと捉えることができるのです。
ビジネス英会話でも使えるフレーズなので、覚えておいて損はないでしょう。
Practice makes perfect.
日本のことわざにある「習うより慣れろ」と似たような使い方ができます。
文法が理解しにくいと感じる方もいますが、「practice makes it perfect」のように言い換えてみると分かりやすくなるはずです。
先輩社員から教わることでももちろんスキルアップはできますが、やはり自分で練習をした方がより大きく飛躍できる可能性が高まります。
仕事にも言えることなので、ビジネス英会話でも使うことができるフレーズだと言えるでしょう。
The pen is mightier than the sword.
swordは剣、mightierはmightの比較級の英語なので、直訳した場合は「ペンは剣よりも強靭だ」という意味になります。
しかし、penは必ずしも文字を書くためのペンを指しているわけではありません。
ここでは、pen=言葉、言論という意味になるので普段とは少し違った使い方をする単語があることも覚えておいてください。
日本では、「ペンは剣よりも強し」ということわざがあります。
このことわざは、「報道機関の思考や情報、言論の伝達は、直接暴力を振るうよりも大きな影響を与える」という意味になります。
「The pen is mightier than the sword.」も似たような意味で活用できるのです。
A bad workman always blames his tools.
blameは、非難するとか〇〇のせいにするといった意味を持つ英語なので、「良くない職人(A bad workman)はいつも(always)彼が使っている道具の(his tools)せいにしている(blames)」と訳せます。
それを分かりやすく言い換えると、「腕の無い職人は、できないことを道具のせいにしたがる」という意味になります。
日本のことわざにある「弘法筆を選ばず」と似たような意味だと解釈できるでしょう。
The end justifies the means.
日本語では「嘘も方便」ということわざがありますが、それと同じようなニュアンスで使われています。
The endは結末、the meansは手段という意味を持ちます。
justifyは正当化という意味なので、英語を直訳すると「結末が手段を正当化する」するいう日本語になるのです。
これと似たフレーズに、「It’s a means to an end.」というものもあります。
「It’s a means to an end.」は、「結果を出すための手段でしかない」という意味です。
When you are in Rome, do as the Romans do.
日本語では、「郷に入っては郷に従え」ということわざが同じような意味を持っています。
新しい土地や職場に行くなら、その土地や職場の風習や習慣に従うことが重要だと伝えているのです。
これは、ビジネス英会話でも使えます。
例えば、同業他社から転職してきた人に対して「When you are in Rome, do as the Romans do.」と言えば、前の職場とは違うからこの職場のやり方に従ってほしいということを伝えられます。
なかなか使うタイミングがないフレーズではありますが、覚えておくと新入社員や転職者が来た時などに役立つのではないでしょうか?
A rolling stone gathers no moss.
これは、アメリカとイギリスで解釈の仕方が違うことわざなので注意しなければいけません。
アメリカでは、「積極的にあちこちへ行き、変化していこうと考える人は新鮮だ」という意味となります。
一方イギリスでは、「転職回数が多い人は信用できない」という意味になるのです。
このような違いが出るのは、moss(苔)に対するイメージがアメリカとイギリスで異なるからだと考えられます。
会話をする相手がアメリカ系かイギリス系かによって使い分ける必要があるため、会話の中で使う場合は気を付けるようにしましょう。
If you chase two rabbits, you will not catch either.
日本のことわざにある「二兎を追う者は一兎をも得ず」と同じような意味になっています。
2つの仕事を同時にこなそうとしている同僚に対して英語でうまくいかない可能性を伝えたい時に、「If you chase two rabbits, you will not catch either.」ということわざと使ってみてください。
There’s no use crying over spilt milk.
このことわざには、他にも「There is no use[point] (in) crying over spilt milk.」、「No weeping for shed milk.」といった異形表現があることも覚えておくと良いでしょう。
日本のことわざだと、「覆水盆に返らず」と同じ意味になります。
ビジネス英会話では、「既にやってしまったミスはどうにもできない」、「ミスを嘆いたことで解決するわけではない」といった意味で活用できます。
When one door shuts, another opens.
にほんのことわざでは、「捨てる神あれば拾う神あり」と同じような意味になります。
英語を使って友人を励ましたい時などに使えるでしょう。
例えば、友人が仕事を探しているけどなかなか転職活動がうまくいかない場合などです。
落ち込んでいる友人に対して、「When one door shuts, another opens.」と伝えることで前向きな気持ちになってもらえる言葉だからです。
Time is money.
日本のことわざでは、「時は金なり」という意味になります。
「時間はお金と同じくらい貴重なものだから、大切に扱わなければいけない」という意味を持っています。
ビジネスでも、時間はとても貴重なものです。
そのため、時間を無駄にしているような同僚や後輩に対して「Time is money.」と伝える場合もあるのではないでしょうか?
Timeを使ったことわざは、「Time will tell.」(時間が経てば分かる)、「Time heals all wounds. 」(時間が傷を癒してくれる)など、様々なものがあります。
英語のことわざは、このようにたくさんあります。
ビジネス英会話でも取り入れることができるフレーズもあるため、覚えておいて損はありません。
ことわざを使った会話ができるようになれば、ネイティブが話す英語に少しでも近づけるため、「この人は英語ができるな」と感じてもらえるというメリットもあります。
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