日本のことわざと同じ意味の英語表現は複数あります。
文化の違いから、私たちにとっては面白い表現もたくさんあります。
しかし、国や文化は違えど正しいと考えられている事柄は同じであるということが、痛感させられます。
また、難しい単語には日本語訳をつけたので、単語の勉強にも役立てて頂けると思います。
目次
日本語と英語のことわざの比較
時は金なり
直訳は「時間はお金である」です。
時間はお金と同じぐらい大切なものだということを意味しており表現も全く同じだということが分かります。
情けは人のためならず
One good turn deserves another.
deservesとは値するの意味です。
この英語を直訳すると、「誰かにとって良いことは、他の人にも戻ってくる」といったところでしょうか?
早起きは三文の徳
The early bird catches a worm.
wormは虫と意味です。
直訳すると「早い鳥は虫を捕まえることができる」でしょうか?
こちらも日本語では人を主語として表現していますが、英語では鳥を主語として表現しています。面白いですね。
光陰矢の如し
日本語の光陰は月日を意味します。
日本語では月日は弓矢のように早いと表現していますが、
英語では直訳は「時間は飛ぶ」であり、擬人法かのような表現で時間が飛ぶように早いことを表しています。
金は天下の回りもの
come and goは行ったり来たりという意味です。
直訳では「お金は行ったり来たりするだろう」で、日本語とほぼ同じような表現であることが分かります。
残り物には福がある
leastは一番少ないとか、最低という意味がありますがここでは最低という表現で使っているでしょうか。
直訳は「最後だがしかし最低ではない」。英語では最後が必ずしも悪いことではないと表現しています。
親しき仲にも礼儀あり
distanceは距離という意味です。
この英語を直訳すると「マナーは距離を知っている」です。
こちらも擬人法のような表現でね。私たちには思いもよらない表現のためとても興味深いです。
恋は盲目
blindは英語で盲目的という意味があります。
「愛は盲目的」こちらは日本語も英語も全く同じような表現であることが分かります。
石の上にも三年
Patience は忍耐。virtueは美徳の意味です。
直訳すると「忍耐は美徳である」となります。
日本語では、冷たい石の上でも3年も座っていれば、暖かくなるといった意味から発生したそうです。
辛くても3年我慢して続けていれば、きっといいこがありますね!
触らぬ神に崇りなし
lieは嘘をつくという意味と、横たわるという全く違った2つの意味があります。
今回は後者の横たわるの方を意味しています。
訳は「寝ている犬はそっとしておこう」でしょうか。
寝ている犬を起こしたら、吠えられたり噛みつかれたりする可能性があるので、何もしない方が良いと例えていますね。
こちらは犬が主体として表現されていて日本語とは一味違って面白いです。
失敗は成功のもと
Failureは失敗の意味ですね。
直訳は「失敗は成功を教えてくれる」です。
こちらのことわざは日本語とほぼ同じような表現をしていますね。
一石二鳥
KIllは殺すという意味ですね。
直訳は「一個の石で二羽の鳥を殺す」です。
このことわざは日本語と全く同じ表現をしていることに驚きました。興味深いです。
三度目の正直
Thirdはご存知の通り、三番目のという意味ですね。
直訳は「三回目は幸運」です。
日本のことわざの意味は、1回目、2回目は失敗しても三回目は成功する。
という英語と全く同じ意味と
もう一つ
1度、2度あることは3度目は確実であろうという意味もあります。
石橋をたたいて渡る
caution は注意、harmは害とい意味です。
直訳は「細心の注意を払えば害にならない」といったところでしょうか。
日本語は石橋を叩くといった行動を例えて表現していますが、英語はそのままの表現ですね。
負けるが勝ち
conquerは征服するという意味です。
直訳は「征服するのを止めなさい」ですかね。
日本語では負ける方が勝者であると称えている表現に対し、英語はストレートに禁止を促しています。
花より団子
better thanはご存知の通り、~より良いという意味です。
直訳は「鳥のさえずりを聞くよりパンの方が良い」でしょうか。
非常に面白いです。日本語では花と団子の比較ですが、英語ではそれが鳥とパンになっています。
人の噂も七十五日
wonderは不思議という名詞と怪しむという動詞の意味があります。
この場合は後者の意味でしょう。
訳は「人々が怪しむのは9日しか続かない」でしょうか。
いずれも、悪いことも時がたてば忘れ去られるという意味ですが、日本語では噂を例に取り75日,英語では疑いを例に取り9日と表現の仕方に違いがあります。面白いです。
覆水盆に返らず,後悔先に立たず
今回は少し単語が難しいですね。
No Use は無用という意味です。
直訳は「ミルクをこぼしてから泣いても無駄だ」です。
覆水とはこぼれた水のことだそうです。日本語ではこぼした水はお盆に戻らないと表現しています。
日本語では水、英語では牛乳を使っていますね。
自業自得
reapは刈り取る。sownは種まきの意味です。
直訳は「自分で蒔いた種は狩り取らなければならない」でしょうか。
日本語でも、自分で蒔いた種という言葉がありますね。
思い立ったが吉日
no timeは時間がない、presentは現在という意味です。
直訳は「現在のような時間はもう無い」つまり今が絶好のチャンスと意味です。
捨てる神あれば拾う神あり
anotherはご存知の通り、もう一つの別のものという意味です。
直訳は「一つのドアが閉まっているとき、別のドアは開いている」です。
なんだかとても勇気づけられる表現ですね。
日本語では神様を引き合いにだしていますが、英語ではドアで例えています。
急がば回れ
hasteは急ぐことを意味します。wasteは無駄を意味します。
直訳は「急ぐことは結果的に無駄になる」でしょうか。
百聞は一見にしかず
worthは価値がある、thousandはご存知の通り、千のという意味です。
直訳は「一枚の写真は千の言葉よりも価値がある」です。
表現は違いますが、日本語と全く同じ意味ですね。
うわさをすれば影
appearは現れるという単語です。
直訳は「悪魔の話をすれば、彼は現れるだろう」です。
英語では人の代わりに悪魔に例えているのが面白いです、英語圏ではデビルは恐れるものの象徴なのでしょう。
名は体を表す
naturesは自然という意味意外に、性質という意味を持っています。
agreeは同意するとか、一致するという意味があります。
この場合の直訳は
「名前と性質は一致する」でしょうか。
日本語も英語も名前はその人そのものを表すとい言っているので、同じ意味ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は日本のことわざと同じ意味の英語をご紹介しました。
ぜひこれらの表現を覚えてもらって、実際のネイティブの人に話してみてください。
今日ご紹介した以外にもまだまだ日本のことわざと同じ意味の英語表現は存在しますので、また別の機会にご紹介させて頂きます。
それでは、皆さん英会話を楽しんでいきましょう。