日本人が英語を苦手としている3つの理由とは?

どうして日本人はこんなに英語が苦手なんだろう?

英語学習に苦労している人であれば、一度はこのような疑問を持ったことがあるのではないでしょうか?

日本では中学、高校、大学を英語を習いますが、なかなか喋れるようになりませんし、英語が苦手という人が多いですよね。

今回はどうして日本人が英語を苦手にしているのか、解説していきたいと思います。

本当に日本人は英語が苦手なのか?

日本人が英語を苦手とする理由に付いて考える前に、そもそも本当に日本人は英語が苦手なのか?考えてみましょう。

ビジネス英語力に関する国際指標の調査結果がありますので、そちらをみてみましょう。

世界78カ国、13万人以上を対象に各国の人々のビジネス英語力を調査したものですが、日本も参加しています。

日本は10段階中4.29で、下位に属しており、アジア諸国と比較しても一番低いと言う結果でした。

ということで、日本人は英語が苦手というのは事実といっても良いでしょう。

その理由をこれからご紹介しましょう。

日本人が英語を苦手な理由は?

日本人が英語を苦手とする理由として、主に下記の3つが考えられます。

  1. 日本語と英語の言語間距離
  2. 英語学習に対する動機付け
  3. インプット・アウトプット機会の少なさ

それではそれぞれについて詳しくご紹介していきましょう。

1.日本語と英語の言語間距離

日本人が英語を苦手とする理由として、ずばり「日本語」と「英語」は言語としてかけ離れているからと言う理由です。

専門的には「言語間距離」が遠いという表現をします。

日本語と英語とでは、文字(かな・カナ・漢字とアルファベット)、発音の仕方、文構造に至るまであらゆることが異なります。

例えば、日本語はいわゆる「SOV型(主語+目的語+動詞):私は+英語を+学ぶ」の文型をとりますが、英語では「SVO型(主語+動詞+目的語):私は+学+英語を」といったように目的語の前に動詞が来ます。

この語順は言語によってそれぞれ規則があり、例えば欧州の言語ではフランス語、イタリア語、スペイン語などは全てSVO型ですが、ドイツ語はSOV型となります。

世界的に見てもSOV型の言語はSVO型の言語よりも数が少なくなっています。

また、日本語と英語では言語を発するときの舌の使い方、発音の仕方が異なるため、LとRの発音の違いが聞き取れないといった日本人特有の問題も起こります。

このように、日本語と英語はそもそも言語としての距離が遠いので、日本人は他国の人々と比較して英語習得のハードルが高いと言えます。

逆にいうと日本語と言語間距離が近い韓国語や中国語などは英語よりも習得がしやすい傾向にあると言うことですね。

2.英語学習に対する動機付け

日本人が英語を苦手とする二つ目の理由は、日本人は英語学習に対する動機付けが弱いというものです。

英語学習者の英語を学びたいという志向は「Integrative(統合的な動機付け)」と「Instrumental(道具的な動機付け)」の2つに分類できるとしました。

総合的な動機付けとは、学習対象となる言語の話者の文化や言葉を理解し、その文化に親しみたいという欲求から来る動機付けになります。

例えば大好きなハリウッド女優が話している英語を理解したい、韓国ドラマがすきなので韓国語を覚えたいといった動機付けです。

それに対して道具的な動機付けとは、よりよい報酬や仕事を得るため、入学試験に通過するためといった動機付けの事を言います。

英語は何か違う目的を達成するための道具という動機付けですね。

この動機付けですが、日本人はこの英語学習に対する動機付けがいずれも弱いと言うことです。

日本に於いてはこれまで英語が話せなくても就職で困るという事はありませんし、その逆で英語が話せることで大きく得するという事もありませんでした。

わかりやすく言うと「日本人が英語を苦手としているのは、英語を学びたいと思う機会も学ぶ必要もなかったから」と言うことですね。

しかし、この動機付けについては徐々に状況は変わっているでしょう。

日本を訪れる外国人観光客の数は急激に増加していますし、ビジネスの現場においてもグローバル化に伴い英語力を求める企業は増えています。

これからは英語を話せる、わかるというのがステータスになる時代になるかも知れません。

3.インプット・アウトプット機会の少なさ

日本で生活している限り、英語を「読む」「聞く」といったインプット、そして「書く」「話す」といったアウトプットをする機会が非常に少ないので、結果として英語の学習効率が上がらないという理由が挙げられます。

これも当たり前のはなしですが、シンプルに言えば「トレーニングが足りないから使えない」と言うことですね。

言語習得に於いては「インプット」が非常に重要な役割を果たすことがわかっています。

十分なインプットをしないまま少ない単語やボキャブラリー、文法知識、間違った発音などで闇雲に「書く」「話す」といったアウトプットの練習をしても、一向に英語は上達しないのです。

日本人の場合、そもそも日常生活のなかで英語に触れる機会は非常に少ないため、インプット量も足りない上に、インプットした知識を声や文字として正しく引き出すためのアウトプットのトレーニングも圧倒的に足りていないため、必然的に英語を習得するのは難しいという事。

とはいえ、日本では一般的に中学、高校などの英語教育で文法・単語・リーディング・リスニングといったインプット中心の学習を行っているため、学生時代にしっかりと英語の勉強に真面目に取り組んだ方であれば、既に一定程度の印譜とは完了していると言えます。

なので、アウトプットのトレーニングを重点的に行う事で、より効率的に英語が習得できるようになる可能性もありますよ。

まとめ

日本人が英語を苦手とする理由は「英語と日本語は違いすぎる」「英語を学ぶインセンティブがない」「英語をインプット・アウトプットする機会が少ない」という3つに集約できます。

いずれの理由も当然と言えば当然なのですが、その当たり前の事実をしっかりと認識して効率的な英語学習の出発点になりますので、頑張って英語学習に励みましょう。

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