日本人は英語のリスニングがとても苦手といわれていますが、その理由はわかりますか?
実は明確な理由があり、この理由を知らないままで英語を勉強しても伸び悩んでしまいますよ。
まずは、自分たちがなぜ英語が聞けないのかということを理解して、それを踏まえてどのように学習するべきか、ということを今回はご紹介しましょう。
目次
日本人がリスニングができない理由は?
日本人が英語を聞けない理由は大きく分けて6つあるといわれています。
この6つの理由を知るだけで、自分のリスニング力で足りない部分が見えてくるでしょう。
この6つの理由について詳しく説明していきますので、自分がなぜ英語を聞き取れないのか理解することで、勉強の効率化につながりますよ。
日本語発音の英語に慣れてしまっている
多くの人は小学校から高校まで9年間英語を勉強してきました。
しかし、学校で勉強した英語は、日本語発音の英語であり、その英語に慣れてしまっていますよね。
文章でみれば簡単に理解できるような英語も、ネイティブがしゃべると途端に聞き取れなくなるという経験はあるでしょう。
同じ文章でも日本語発音の英語とネイティブが喋る英語は、まったく別物に聞こえます。
学校で習った日本語発音の英単や文章が聞こえてくると思っていると、いつまでたっても英語は聞き取れるようになりません。
日本語発音で話してくれるネイティブは一人もいないからですね。
英単語を含めてCDを聞きながら正確な発音を理解しましょう。
国ごとの独特のアクセントを理解していない
英語には、国によって独特のアクセントの違いがあります。
簡単に言うと日本の方言みたいなものですね。
英語は世界中で使われている言語なので、それこそ国によって違いがあるということです。
日本人は基本的にアメリカ英語で学んでいるので、それ以外のアクセントには脳が慣れていないという状況ですね。
それでも、日本人は方言を聞き取ることもできますよね?
英語もそういった要素があるということを覚えておくと、聞く姿勢が変わってくるということです。
英単語・英文法が理解できていない
3つ目の理由として、そもそも単語・英文法が理解できていない、知らないということも挙げられます。
単語力と文法力はずっと学び続ける必要があります。
日本語でも意味が分からない単語が出てくるように、英語も同じですね。
日々、自分が知らなかった単語・文法を自分のペースでいいので頭に入れていきましょう。
リンキング(連結)を知ろう
英語独特の音声変化を知らない人は多いと思います。
その中の一つが「リンキング」です。
「リンキング」とは、単語と単語がつながって発音されること言います。
具体例を見ていきましょう。
- Get up → ゲラップ
- Hit on → ヒッロン
上記のようなものはたくさんありますよね。
英語に慣れてくると1つ1つ発音するよりも楽になりますが、最初は大変かもしれません。
リダクション(脱落)に慣れよう
これはスローペースで話すときは発音される音が、英語を話すスピードが速くなってくるとなくなる音があること、これを「リダクション」といいます。
例えば以下のようなものです。
- dogs and cats → ドッゲンキャッ
- Got it → ガッリッ
- What are you from? → ワラユーフロム
こちらも練習すればするほど、どの音が脱落するのか、聞こえないのかということが理解できてくるので、練習あるのみですね。
ラ行化を意識しよう!
ラ行化というのは、tの音とdの音がラ行に変化するということです。
もう少し詳しく言うと母音で挟まれた子音の音はラ行になります。
例をご紹介しましょう。
- water → ワーラー
- Let it go → レリゴー
- letter → レラー
このようにラ行の音に変わりますね。
この変化を言っておくだけでも全然違いますよ。
リスニング習得のカギは英語脳!
リスニングの能力を上げようとするときに英語脳を作ることは必須です。
英語脳とは、英語を英語のまま理解できるようになる脳のことです。
英語脳を作らないまま英語を聞こうといても、音声変化やネイティブスピーカーの英語は絶対に聞くことができません。
英語脳を作ることができれば、国によってのアクセントの違いや、音声変化などもすべて英語のまま理解できるようになります。
リスニング力を上げるためには自宅学習がカギ!
なぜ自分が英語のリスニングができないのか理解できましたでしょうか?
リスニング力を上げるためには自宅学習の量がカギになります。
まずは英語を聞かなくては始まりません。
洋画でもいいですし、洋楽でもいいと思います。
またYouTubeなどでも現在は勉強できますよね。
英語にたくさん触れる、聞くということがとても大事になりますので、ネイティブな発音をたくさん聞くように心がけましょう。
自分がどういった分野が苦手なのかがわかると、勉強のモチベーションも変わりますよ。
それではリスニング頑張りましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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