イディオムと熟語は何が違う?暗記じゃない覚え方を紹介!

英語を勉強していると、イディオムと熟語がでてきて、違いが分からなくなってしまう人も多いのではないでしょうか?

イディオム表現の幅が広がると、英文の理解力が一気に高まりますけどね。

英語のイディオムは単語から意味を推測しにくく、覚えにくいという難点があります。

今回は英語のイディオム表現と熟語の違いを解説し、効率よくイディオムを覚える方法もご紹介します。

英語の「イディオム」と「熟語」の違いは?

英語のイディオムと熟語がでてきて混乱してしまうことがありますが、この2つの言葉はほぼ同義で使われています。

厳密に言うと少し異なり、熟語のほうが広義で使われる事が多いと言えるでしょう。

ここでは熟語とイディオムの意味をそれぞれ紹介しましょう。

熟語

英熟語とは、複数の英単語で構成され、まとまりで特定の意味を成す語彙のことです。

例えば「go for a walk」は直訳すると「歩きに出かける」となりますが、熟語では「散歩する」という意味になります。

セットで使われる事で、特定の意味を示す慣用的な表現となります。

使われている単語を見ると意味を推測出来るものが多く、動詞や副詞、接続詞などで無数の熟語があります。

「a couple of(2つの、数個の)」や「at first(最初は)」「by tha way(ところで)」など、既に知っている単語も多いでしょう。

日本の英語教育では、文法と同様に熟語の習得も重視されてきました。

イディオム

イディオムは複数の単語の配列で特定の意味を成します。

慣用的に使い方と意味が決まっていて、含まれる単語を見ただけでは意味を推測できない場合も多いのが特徴ですね。

比喩表現や類似表現から成り立つイディオムも多々あります。

例えば「a piece of cake」は「簡単なこと、たやすいこと」を示します。

英語学習者などは意味を習得しておかないと、なかなかイメージ出来ませんね。

イディオム・熟語を効率よく覚える方法

イディオムや熟語の知識がないと、文章の意味が正しく理解出来なかったり、表現の幅が広がらなかったりします。

ただし、覚えてもすぐに忘れてしまうと悩んでいる人もいるでしょう。

そこでイディオム表現と熟語を効率よく習得するポイントを紹介します。

イディオムや熟語の丸暗記はNGなので注意!

英語のイディオムや熟語は無数に存在するため、試験や受験対策などで焦ってしまい丸暗記する人も多いでしょう。

ただし、イディオムや熟語は慣用的な表現が多く、構成する単語の直訳から意味を推測するのが難しいケースが多くなっています。

丸暗記すると記憶に定着しにくく、試験本番や実践の場で思い出せなくなってしまうことがあるので危険ですよ。

またtakeやget、lookなど汎用性の高い単語はイディオムや熟語のバリエーションが多く、混同してしまうことがあります。

丸暗記だと似たような表現の違いを思い出すのが難しいという欠点もありますね。

イディオム・熟語が表すシーンをイメージしながら覚える

似たような表現を正しく理解して覚えるには、イディオムや熟語が表す意味と使えるシーンなどをイメージしながら学習するのが効果的です。

想像を膨らませながら覚える場合と、字面だけ見て覚える場合では、記憶の定着度合いが異なります。

例えば、takeを使ったイディオムは無数に存在しますが、後続する単語1つの違いによって意味が全く異なるので、リストを羅列しているだけでは覚えるのはとても難しいです。

例えば、take over(引き継ぐ) take back(取り戻す、返品する) take out (取り出す、持ち出す)take up(持ち上げる、保護する)など、一部だけ見ても意味を混乱してしまいますが、どのようなシーンで使うのかをイメージしながら、具体的な例文と一緒に覚えると頭に残りますよ。

イディオム・熟語の成り立ちを知ろう!

イディオムや熟語を記憶に定着させるには、構成要素を理解して成り立ちを知るのもポイントです。

動詞のイディオムや熟語には、前置詞と一緒になって意味を成すものが多いでしょう。

動詞と前置詞の本来の意味やイメージを掛け合わせると、イディオムや熟語を成した時の意味を理解しやすくなります。

また、参考書を選ぶ際には、文化的な背景や意味を理解するためのアドバイスが記載されているものだと覚えやすさが格段にアップします。

英語圏の慣習を知らないと理解しにくい表現も多いので、楽しんで知識を吸収しながら覚えていくと身に付きやすいですよ。

自分で英作文する

数多くのイディオムや熟語を覚えるには、自分で文章を作成してみるのが効果的です。

簡単な文で良いので、シチュエーションをイメージしながら英作文をしてみましょう。

例えば、先述のtake over(引き継ぐ)は職務や事業などを引き継ぐ場合によく使われる表現です。

ビジネスシーンをイメージしながら、下記のように簡単な作文をしてみると覚えやすくなります。

 

 

【例文】

  • I understand the business and can take over when my boss is away.(私はビジネスを理解しているので上司がいない間、引き継げます。)

自分で頭を使って作文すると、細かい点にも気を配ることができて、理解が深まります。

このように短文で良いのでオリジナルの用例をストックしていくと知識が確実に身に付くのでオススメです。

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