英語の日常会話レベルはどれぐらい?NGの英語勉強法は?

英語力のレベルを示すときに「日常会話レベル」という表現が使われます。

しかし「日常会話レベル」ってどのぐらい英語が使えれば「日常会話レベル」といえるのかは、わかりませんよね。

今回は、日常会話レベルの英語力を、語彙数やTOEIC、英検CEFRに置き換えてみました。

また日常会話レベルの英語力を身につけるための勉強法やNGな勉強法も紹介しましょう。

日常会話レベルの英語とは?

日常会話レベルの英語とは、その定義に幅がありますが「専門的なことではない日常生活に困らない最低限度のコミュニケーションが取れるレベル」と言えるでしょう。

日常的に使える英語とはいっても、会話のなかで使うのは学校のペーパーテストとは違う難しさがあります。

まずは、少し日常英会話のレベルはどういうものなのか、ご紹介しましょう。

難易度は中学英語レベル

日常会話レベルで必要な知識は、ほとんど中学校で習う程度の英語です。

義務教育の中で、日常生活に必要な最低現の英語の知識は学んでいるんですよ。

それでは、どうして多くの日本人が日常会話レベルの英語が出来ないのか疑問ですよね。

それは知識があるというのと、自分で使えるというのは大きく違いがあるという事でしょう。

さらに中学ではリーディングや文法の学習が中心で、リスニング・スピーキング・発音といった実際に使うシーンはあまり想定されていないのも原因ですね。

中学英語レベルの文章の読む・書く・聞く・話すがすべて出来れば、日常会話レベルの英語力があるといっても問題無いでしょう。

必要な語彙数は3000語!

日常生活レベルの必要語彙数もさまざまな意見がありますが、約3000語程度と言われています。

ちなみに学校で覚える語彙数は、中学・高校では以下の様になっています。

語彙数だけ見ると高校英語レベルが必要といえるかな?

中学英語 単語1200語、イディオムも含めて1800語
高校英語まで 単語・イディオム含めて3000語~4000語

イティブの場合、小学1,2年生の語彙数が3000~4000語程度と言われており、学校に通い始め、最低限の社会生活が出来るレベルの語彙力です。

TOEICのスコアではどれぐらい?

日常会話レベルの英語をTOEICのスコアに換算すると、470~730点とされています。

430点以下は、最低限のコミュニケーションしかままならず、730点以上になると英語を使う職種や業務の応募条件になるためです。

470点 日常での会話で要点が理解・応答出来る。更に限定された範囲内で意思疎通が出来る。中学レベルの語彙力・文法力が目安で、英語力ゼロの初心者も2~3ヶ月、毎日勉強すれば到達できるレベル。
730点以上 どのような状況でも、適切なコミュニケーションが出来る英語力がある。語彙力は5000円~6000語以上。流暢さにはカケルが、意思疎通を妨げることはなく、特定分野に限定される。留学して半年~1年ぐらいで到達できるレベル。

英検の級ではどれぐらいなの?

日常会話レベルは、英検の級に換算すると、概ね2級以下と言われています。

2級のスピーキングテストの出題内容は、以下のように発表されていて、日常生活を想定していることが伺えます。

  • 場面:家庭・学校・地域・電話・公共交通機関や施設のアナウンスなど
  • トピック:仕事・趣味・旅行・買物・スポーツ・映画・音楽・食事・天気・道案内・海外の文化・歴史・教育・科学・自然・環境・医療・テクノロジー・ビジネスなど

また、英検2級は、大学入試の優遇・留学の際の優遇がある学校が準2級より増えます。

企業に提出する履歴書でも、評価されるのは2級からとされているので、2級が目安になると言えるでしょう。

CEFRのレベルではどれぐらい?

CEFRとは、「ヨーロッパ言語共通参照枠」という意味で、EU内では外国語のレベルの目安として広く使われています。

CEFRにはA1からC2までのレベルがあり、Aが初級、Bが中~上級、Cが上級からネイティブレベルです。

日常会話レベルの英会話だと、概ねB1からB2レベルに相当します。

CEFRにおけるB1・B2の会話に関する定義は次の通りです。

B1 仕事・学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解出来る。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、大抵の自体に対処することができる。
B2 自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解出来る。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやりとりが出来るぐらい流暢カツ自然である。

初心者や初級者がやってしまいがちなNGの勉強法!

ある程度英語でコミュニケーションが取れる日常会話レベルに達する為には、それなりにしっかりと勉強に取り組まなければいけません。

しかしいきなり難易度の高い勉強をしても継続が難しく、なかなか成長しないでしょう。

ここでは、日常会話レベルの英語力を身につけたいという初心者・初級者には向かないNGな勉強法を確認しておきましょう。

英語を聞くだけ!

リスニングの音声や洋楽を聞き流すだけの学習は、初級の人が取り組んでも効果が上がりにくい勉強法になります。

英語の音声や音楽を学習に用いること自体は、初心者・初級者にも効果が期待できますが、BGMのように聞き流していては、意味がありません。

1文ずつ音声を止める、日本語で解説が付いていて別途自分で復習ができるなどの条件がないと、初級の学習では使っても効果が出ない勉強法と言えます。

英語で洋画を見るだけ!

日本語の字幕付きの映画を見るだけの勉強法も、初心者・初級の人には効果が出にくい方法の1つです。

英語を聞き流すだけの勉強法と、似たような理由からあまり期待が出来ません。

とはいえ、洋画は使い方によっては勉強に活用することも出来ます。

何度も見て、聞いて覚えると言う事を意識すれば勉強にも使えるでしょう。

とりあえず留学する!

留学すると、英語に触れる機会が増えるので、英語が出来るように錯覚しますが、留学しているだけで英語が出来るようになるわけではありません。

日本人が多い環境だと、日本語だけで生活出来てしまうこともあり、英語学習には役立ちませんね。

また海外では学習環境での自立を求められ、日本の英語学校のように、手取り足取り教えてくれる訳ではありません。

積極的に会話に参加しなければ,1度も話さずに授業が終わることもあるでしょう。

海外では特に積極性が大事になるので、自らが相手に話しかけるなどの積極性が大事になるでしょう。

とりあえずどの状態でも基礎が出来ていない状態でやると上手くいきませんので、きちんと基礎を学んでからトライしてくださいね。

まとめ

日常会話レベルの英会話力を身につけるには、「中学校で習う文法」「中学校・高校で習う3000語ほどの語彙力」を習得して、基礎を固めることが大事です。

その後、実践的な力を付けるために、アプリや映画、オンライン英会話などを利用して実力をアップさせましょう。

何事も積極的に取り組むことが大事なので、トライしていきましょうね。

 

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